人生相談・グリーフケアについて
目次
グリーフケアについて
浄誓寺ペット供養では人生相談を承っております。
相談はどのようなものでも受け付けています。
ご予約やご利用の方法は「供養内容」のページにある「ペットロスなどの悩み相談」のリンクをご覧ください。
人生相談をどのように行っているか
私、稲森友香は僧侶でありカウンセラーでもあります。
様々なご相談を受けております。
その中でも私に寄せられるご相談は、「死」や「悲しみ」などの内容が増えてきました。
それはこの悩みは僧侶に話を聞いてほしいと、相談者から選択されているからなのかなぁと私は考えています。
「死」や「悲しみ」は仏教の考え方でひも解いていくことができます。
ご相談を依頼される方はこの問題に直面している場合が多いですので、その実質的な向き合い方をお伝えしていくことになります。
そのときはカウンセリングのアプローチから感情に注目していきます。
それはどんな感情であっても基本的には同じです。
感情で苦しんでいる間というのは、それに囚われています。
それをよく観て感じていけばその囚われから離れていきます。
仏教的に「観る」こと、心理的に「感じる」ことは、特にネガティブな感情だと実生活であまりしっかり向き合う機会がありません。
ですので不慣れな方が多いです。
特に大きな悲しみはどう扱っていいか分からずに、とにかくやり過ごしている方も多いと思います。
そういったときに私なり、専門家なりに頼っていただけたらと思うのです。
グリーフケア
グリーフケアとは、大切な人やペットなどが亡くなったときに、その死別の悲しみに寄り添っていくケアをすることを差します。
大きな喪失感を癒していくには時間がかかります。
それをひとりきりで抱え込まなくてもいいのです。
ケアが必要だと感じたときにはグリーフケアを受け付けている専門家に話してみてください。
グリーフとは悲嘆のことです。
アメリカの精神科医 「エリザベス・キューブラー・ロス」は悲嘆のプロセスを5段階に分類しています。
否認と隔離、怒り、取引、抑うつ、受容。
この怒りや絶望を通った先に乗り越えられる受容の段階が来ます。
こうやって聞くと、そんな恐ろしい感情なんて感じられない!と思わず尻込みしちゃいそうですよね。
亡くなった方が大切であるほど、この悲しみは深いです。
仏教では「愛別離苦」の悲しみです。
ですから愛と別れの悲しみは表裏一体なのです。
喪失は愛する者にもう会えない、触れられないという嘆きです。
私はこの悲嘆のプロセスの中で、悲しみの中にどれだけ愛と感謝があったのかをもう一度感じられるようにサポートさせていただきます。
そして実体に会えなくても会えるという仏の世界の救いもお伝えします。
その先に慈悲があるのだと私は思っています。
「死」や「悲しみ」を公に語ることはなかなか難しいです。
ですから「死」や「悲しみ」を聴く場所、語る場所をご用意しています。
ぜひあなたのお話をお聞かせください。